中村レンジャーが中央小学校4年生を対象に『防災教育 PartⅣ』と称して、橋本樋門・八幡排水機場学習とマイ・タイムライン作成の防災授業を行いました。
「水害から身を守るために自分でできること」をテーマとして、「水害とは何か」と問いかけながら、橋本小学校校区内や子どもたちがよく知っている場所で浸水した数々の写真を見てもらいました。また、2種類のハザードマップ、①木津川浸水想定区域図、②大谷川・防賀川浸水想定区域図を(意図的にタイトル明記なしでA3用紙1枚に取り込んで)配布し、2つの地図を見比べて、どこが異なるのかを発表してもらった後に、内水氾濫と外水氾濫を学びました。
水害がなぜ起こるのかを知る中で、どのようにしたら防げるのかについて気づかせるため、意見を発表しあったところ、川の水をポンプでくみ上げる・逆流を防ぐなどの意見が出ました。
その後、身近にある「橋本樋門」「八幡排水機場」の場所や役割・仕組みを動画やアニメーションスライドを使って紹介し、「2017年(H29)10月台風21号」の際には、排水機場のポンプの能力で浸水被害を防げた事例をクイズ形式で説明し学びました。
その後、水害が発生する前にどのような準備をするのかを自分達で考えさせ、行動シールで確認しながらワークシートに貼り、マイ・タイムラインを完成させました。
最後に、完成したマイ・タイムラインを家に持ち帰り、家族とも話し合って欲しい事を伝えました。
授業後のアンケート記入に、子どもたちは各自のタブレットでQRコードを読み取り、回答しアンケートを提出しました。
子どもたちからは、『写真、絵図、動画などがあって分かりやすかったし、説明もすごくわかりやすかったです』『橋本樋門のしくみとか八幡排水機場の役割がよく分かりました』『水害の時マイ・タイムラインを参考にしたいです』などの感想を聞くことができ、有意義な充実した授業となりました。 |