中村レンジャーが有都小学校に『防災教育Part Ⅲ』と称して、八幡排水機場見学とマイ・タイムライン作成の授業を行いました。
《授業1.小学校の教室》「水害から身を守るために」というテーマで、水害とは何か、過去に八幡市で発生した水害を写真で紹介し、八幡市ハザードマップから木津川浸水想定区域図と大谷川・防賀川浸水想定区域図をA3用紙1枚に並べて、意図的にタイトル名を伏せて、2つの地図の違いを考えさせ、浸水エリアや浸水深などの違いに着目させ、内水氾濫、外水氾濫を学びました。
その後バスで移動し、水害学習で学ぶべき施設「八幡排水機場」を見学しました。施設を管理する淀川河川事務所の職員による案内で、外からは見ることができないポンプを動かす巨大なエンジンや、操作室を見学し、排水機場の仕組みを学びました。児童からは『ポンプとエンジンが大きくてビックリしました!』『消火器が65個あるからビックリしました!』『電気が使えなくなった時に備えて発電することができる』と感嘆の声がありました。
《授業2.排水機場の会議室》見学後、「2017年(H29)10月台風21号」を挙げて、排水機場の偉大なポンプの能力で浸水被害を防いだ事例をクイズ形式で学びました。最後にいつ、どんな避難準備をするかを、マイ・タイムラインのシートを使って個々に考えました。水害はいつ起きるか予測することができます。作成したマイ・タイムラインシートを家庭に持ち帰り、おうちの方と避難について話し合い、より一層、ひとりひとりが命を守る行動ができるようになってくれたらと思います。
従来のマイ・タイムライン授業と八幡排水機場見学を組み合わせ、こども達が水害、防災についてより学ぶことができ、実りある充実した内容でした。また、バスの運行手配をしていただきました八幡市教育委員会・総務課に感謝の意を表します。 |