この授業は、川の環境学習のご依頼をいただいて企画実施しました。子どもたちが実際に地域の身近な川の自然や環境について学ぶ総合学習です。 目の前の川が淀川へとつながり、大阪湾から世界の海へとつながっていることや、身近な川に目を向けるとたくさんの生き物がいること、そして人間が出したゴミも集まっている事などを話しました。 まずは川の水質を検査するパックテストに挑戦しました。結果を知ると、想像よりも綺麗だったと驚く子どもの姿も。近くで見て、調査することで考えが変わった子も多いようでした。 河川敷のゴミ拾いもみんなで行いました。ペットボトルや缶・ビニール袋などのほか、ヘルメットや大きなクッションまであっという間に集まりました。ここで拾わなかったら、海まで流れてしまったかもしれないゴミ。子ども達は自然を汚さないようにしようと改めて感じてくれたようです。 鳥の観察では周辺の川で見られる鳥たちを観察。コサギやカワウ、カワセミなどが姿を見せてくれました。クチバシや体の特徴から、どんな食べ物を食べてどんな生活をしているのか知る方法も学びました。
盛りだくさんの内容でしたが、子ども達は「ゴミを出さないようにするには…」「生き物がもっとすごしやすくするには…」と川の未来のことを考えてくれていたようです。 天野川での学習を終えて、「人間の事だけでは無く、自然のことも考える必要があるね。みんなは両方のことを考えたまちづくり・かわづくりをしていこう」と締めくくられました。 子ども達が地域の川とどんな関係を作ってくれるのか、今から楽しみです。 |